2015年5月30日土曜日

2015/5/22 バックベンドで胸を開くということ

前回カムアップの特訓を受けていると書いた。
この特訓のおかげで、ものすごく初めての感覚に辿り着いた。
うまく書けるかわからないけど。
バックベンドはフィジカルな鍛錬である以上にスピリチュアルだということ。



アキ先生の特訓開始からおよそ2週間弱。
あれからせっせと自分なりにも責めた練習をして、You tubeでもイメトレをしたり。
イメトレは大事だ。
自分の体が見えていない分、脳内イメージで体を動かして行くしかない。上がるときの体の使い方や体重の持って生き方などをすごく参考にした。

最初はウルドヴァダヌラーサナの10呼吸×3回がほんとにキツくて。
2回でいっぱいいっぱい。
キツイということは呼吸ができていないのだろうと思い、胸を開いて呼吸をするように気をつけた。
そしたらだんだんとできるようになった。
呼吸が辛いから体的にも辛く感じてしまうのだ。

膝を伸ばすこともやっているうちに少しずつできてきたみたい。膝を伸ばすと脚に体重が乗せていけることを発見。
だから膝を伸ばすことがすごく大事なんだ。
なぜ、そんなにそこを注意されるのか、正直最初はよくわからなかった。
わからないながらも膝を伸ばす練習をした結果、体で学んだ感じ。
やらないとわからないことってこういうことなのかな。
体で学ぶしかない。
だから自分で限界を決めずにやってみるしかない。
そうしないとその先がどうなるのかなんてわからない。



その結果、思いのほか、早くにブレイクスルーがやってきた。
いつかな?
先週の半ばくらいかな?

これまでは上がる時に3回反動をつけて上がってきていたんだけど、まあそれすらも上がれなくなってたけど、初めて1回の動きで上がれるようになった!
1ヶ月かかるかなと思ってたのに!


脚側に体重が乗って行く感覚、勢いで上がっているのではない感覚が感じられた。
そんな風に自分がカムアップできる日がくるなんて信じられなかった。


その日になぜその感覚がやってきたのか。

それは胸を開く練習をしてきたことに関係があり。

後屈に必要なこといろいろあるが、胸を開くということもよく言われるポイント。
胸を開く練習をしていたら、今まで後屈の途中で必ず感じていた焦り感、パニック感、いや〜な気持ちがなくなってきたのだ。
これは元々胸が開いている人にはわからない気持ちだと思う。だって、きっとそんな気持ちがわき上がってきたりしないだろうから。
私はこれはみんなこういう感じがあるのかな?硬いからなのかな?と思っていた。
降りて行く途中の山場あたりでやってきて、とたんに気持ちの余裕がなくなってた。
この感覚があるせいで、頑張る気持ちがそがれるのだ。
もう太刀打ちできない気分になり、自分にはやはりできないのだ、無理だと。

インターミディエイトはナーディショーダナ、神経の浄化といわれているのはこのことか?と今回府に落ちた感じだった。
後屈することで神経を逆なでしてる感じ。それを乗り越えて行くには胸を開いていくしかない。


説明が長くなったけど、胸が今までよりも開いてきた結果、後屈途中でやってくる気持ちのバリケードがなくなり、その結果、落ち着いて降り、自分にもできる気がしていつもよりも近づくことにもチャレンジできて、そして静かに上がれたのだ。

胸を開いて行くことは口唇期と重なり、他者に対してイエスといえるようになることらしい。
後屈のカウンターポーズはLBH系のアーサナで、あちらは肛門期と重なり、他者に対してノーと言えることらしい。
後屈に比べると私は前屈はかなり得意だし、LBH系も悪くはないと思うし、確かに他者に対してノーをいうことはできる。自分の主張や信念を曲げずに通すことができると思う。
ただ、イエスということは苦手であり他者を受け入れる器に欠けていると。自分で自分の殻を感じていたし、変えたいけど、変えられなかった。

ところが、この胸を開く練習をしつこく始めてから驚くほど変化がきた。
自分でも驚くほど、周りが受け入れられるようになってきたのだ。
なぜかわからないけど、優しくできるようになってきた。
今まで嫌だったことも許せるようになってきた。
体が変わるとここまで心も変わるのか。
理性で変えられないことが体によって変われるなんて。
アシュタンガすごすぎる。



この記事を書き始めたのは5/22だったのに、書き終わるまでに1週間かかってしまった。
今自分に起きている変化に戸惑いながら進んでいる中で、うまく書けなくて。



そして書き終わらないうちに、次なる特訓が今また(正確には1週間前から、つまり最初の特訓をマスターしてからすぐに)始まっている。
アキ先生は私に変な癖がつく前にどんどんと次の課題で指導してくれる。

今度は「完全に」つま先を開かずに上がってくること。
ちょっとでもだめ。
正直いって、世の中の上がってる人の半分は多少は開いていると思うけど、その妥協は許されないのだww

これに突入してからまたしても今は上がれていない。
つま先をまっすぐにして膝もまっすぐでかつ広がらないように。

アキ先生曰く、
カムアップは上がること自体ももちろん大事なんだけど、内容をもっと良くしていこう。今の段階からきちんとこの動きをマスターしたら、これからのアーサナの時に絶対違いが出てくるから。



アキ先生がいる間になんとかマスターしたい。
だから今回の目標は6月中。
この動きができるようになったら、この私にそんなことができるようになったら、ほんとにすごいことだと自分でも思ってしまう。。。くらいむずかしいのだけれどね。




2015年5月9日土曜日

2015/5/9 より良いカムアップを目指して


あと10日くらいでまたパス更新の時期なんだけど、なんとなく週5に戻せそうな気がしてきた。

少しずつだけど体力も戻ってきたし、復帰後に相当衰えていた筋力も戻ってきつつある。


先日、たまたま見た番組でフィギュアの荒川静香さんの出産からの復帰のドキュメンタリーを見た。
あれほどの人であっても出産前後に2ヶ月練習を休んだら筋力が落ちてしまい、ジャンプができなくなったと。
4ヶ月かけて戻したという話だった。
20年練習してきたことが2ヶ月でこんなになるなんて・・とご本人もショックを受けていた様子だった。
なるほどね〜と、とても興味深い話だった。
天地のレベルの違いだけど、そんなものだよなぁと。



さて、先週くらいからアキ先生からカムアップの指導を受けている。
今の私のカムアップをよりよいものに改善して、もっと気持ちいいバックベンドができるようにと。 
アキ先生はいつも1歩先ならぬ10歩先いやいや100歩先くらい?の目標を与えてくれる。
私にいったいそんなことが出来るようになるんですか?!的な。
出来ないことはやらせないと思うので、きっと0.0000001%でも可能性はゼロではないんだろう。
課題を与えてくれるのならば、がんばってやろうではないか!

もちろん、私も常々、きれいで美しい気持ち良さそうなカムアップをしたいと思っていたけど、そんなのは私には無理だと思ってたから。
男子がチカラでおりゃっと上がるようなそんな感じしかできないのかなって。

指導のポイント。
今の私の状態は膝が曲がり過ぎ。
降りた状態で膝が通常よりも曲がっていて、前後に反動をつけるときにも、曲がり過ぎのところから前後するのでさらに曲がり過ぎ。
そして反動つけているときに踵があがっている。
膝のまがりと踵の上がりは連動しているらしい。
上がろうとするときに膝が曲がってるから腰が引けてしまう。
これを直していく。
なぜ膝が伸ばせないのかというと、それは胸が開いていないから。
反動をつけるときに腕側に体重を乗せて行くときに胸と肩甲骨でせきとめてしまっている。
これ以上行ったらまた骨折れちゃうぜ〜くらい痛くてせきとめてるのを自分で感じるもん。
とにかく壁みたいになってるのww
膝伸ばして後ろに伸びたいのに逆に後ろから戻されてるくらいなねww
こんな私なのに自分では今まで肩甲骨が柔らかい人だと思ってたのが恥ずかしい。
その思い込みはどこから来たんだろうかw

ウルドヴァダヌラーサナの段階で胸を開く練習をすること。
10呼吸×3回で。
これね、10呼吸キープすることはそんなに辛くないんだけど、連続3回ていうのが辛い。
昨日は、2回で辛すぎて1回降りて休憩してたら、アシスタントのTさんに「大丈夫??
」って声かけられちゃったし。

胸を開く練習の難しいところは、自分では胸を開いているつもりでも腰から反っちゃってる場合がまだ多いというところ。
実際、今日は背中から腰の張りがすごいもん。
家で鏡の前で膝ついてチェックしながらやるのが一番正確に胸を開く練習になる気がする。
いわゆるウシュトラアーサナみたいな感じ。



そんなわけで、アキ先生に、しばらくまた上がれなくなるかもしれないけど今後のためにも今のうちにこれをマスターしないとねと言われていて、予想通り、上がれなくなった。
アキ先生の代行期間が終わるまであと2ヶ月間だからそれまでになんとか成果がでますように。