2016年1月7日木曜日

MST東京 WS第三回目  2015/10/4

まとめが年を超してしまいました・・・



WS3回目の流れは以下の通りです。



1.少しお話とチャンティングとサンスクリットのカウントの練習
2.スリアナマスカラからプラサリータパードモッターナーサDまでを動きながらおさらい。
3.続きのアーサナを一つずつ細かく解説していく。ウトゥカタナーサナまで。

前回とほぼ同じ流れです。









1.少しお話

アーサナはひとつのやり方だけではない。
伝統的な基本のやり方はあるが、ひとりひとり多少の違いは出るものである。

アジャストの優先順位は上級者よりも初心者優先となる。

安定さに欠ける人を見つけてアジャストしていくようにしている。

ある程度アーサナができるようになったら、なるべく邪魔をしない為に、アジャストはあまりしなくなっていく。(アジャストされなくても放置しているわけではないということですねw)
アジャストされすぎると先生に依存した練習になってしまう。
自立した練習ができるようになるのが目標。
まったくアジャストが必要ない練習を目指す。


アーサナは2〜3個くらい難しいものがあるくらいが練習としてもちょうどいい。
先に進みすぎても良くない。



シャンティマントラを唱えたあとにカウントの練習を一緒に復唱。









2.
スリアナマスカラから一緒に前回のところまでアーサナのおさらいをする。
ヴィンヤサの説明も入れながら、けっこう細かく説明してくれた









3.ここからはアーサナをひとつずつ細かく解説。

*パールシュボッターナーサナ

胸を開きながら手を後ろで合わせる。
なるべく上の方がいいが、上過ぎると手首を痛めるので注意。
肩甲骨の間くらいがいい。
吸うヴィンヤサに合わせて上半身を伸ばしてスペースを作ってから前屈していく。
膝を軽く曲げておくと膝を痛めない。膝の過伸展に注意すること。
前後の脚が一直線になるように。
骨盤も引き込む。
顎はすねにつける。
おでこをつけるようにすると背中が丸くなってしまうので顎をつけるように意識する。






*ウッティタハスタパーダングシュターサナ
*ウッティタパールシュバサヒタ

脚は曲げて上げてから伸ばしても、最初から伸ばして上げてもどちらでもよい。
(タリック先生は曲げてあげてから伸ばすのが好きだそう)

このアーサナはヴィンヤサを混同しやすいので注意。
ヴィンヤサ通りに動く事が大事。
一つ一つの動きをしっかりとする。

横を向くときに、先に顔を横に向けてから脚を動かすと安定する。
バランスを取るために一番大事なのはドリシティ。
ドリシティをしっかりと一カ所に定めること。
(試しに眼を閉じてやってみると、グラグラして全然できなかった!ドリシティは大事!)


骨盤を開くこと、膝を伸ばすことを意識する。
前屈時にこのアーサナも顎をすねにつけるように。
最後の脚上げは脚をしっかりと上げてから手を離す。
脚をできるだけ上に上げるが、骨盤が傾かないように。上半身も反らないようにする。

腰を持っている手はしっかりとバンダを掴むようにする。


アーサナは安定さが必要ではあるが、安全な範囲だけで練習していたら進歩がない。
限界までトライすることが大事。
だから転んでもいいくらいのつもりで練習する。

最後の前で脚を上げる時のつま先はどうするかについて、リチャードフリーマンがいいことを言っている。
フォイント。ポイントとフレックスの造語で、伸ばしすぎず、緩すぎず・・みたいな感じ。


伸ばした脚にあごをつけようとすると膝が曲がってしまう場合はどっちを優先したらいいかという質問あり。
どちらを優先するというよりも、脚を伸ばしつつ、あごもつけようとするというように、両側から少しずつアプローチしていくといい。
柔軟性がなくて膝が伸ばせない場合は脚の高さを低くすると伸ばしやすい。
ケガしないように少しずつハムストリングを伸ばしていくとよい。

初心者でどうしてもバランスそのものが取れない場合は壁を使っても良いが、毎回やっていると進歩がないので、時々にする。





*アルダバッダパドモッターナーサナ

膝を痛めないように気をつけないといけないアーサナ。
まず膝を持ち上げてしっかりと閉じてからパドマの位置に持って行くこと。
閉じずに直接持っていくと膝を痛める。
パドマになった時に、膝を特に下を向けすぎる必要はない。自然な位置でいい。
前屈のときに肩の向きがねじれないように、脚に平行になるようにする。
床に手を着いていない方の肩を立っている脚の膝方向に向けると良い。
(右肩は左脚のほう、という感じ)

あごはすねにつける。
前屈に入るとき、出るときのどちらの時も軽く膝を曲げたほうが、膝を痛めない。





*ウトゥカタナーサナ

ウディヤナバンダを意識するアーサナ。
膝をしっかり深く曲げること。
手の上げ方は横からでも前からでも自由でよい。

ウトゥカタナーサナからのアップについては、必ずしもやらなくてはいけないものではないが、少しずつでも練習したほうがいい。
スリアナマスカラでのジャンプバックと同じ原理で、肩に体重をかけてアップする。
4〜5秒くらいキープできるとよい。
アップしているときの膝の高さは胸くらいの位置がちょうどいい。
高く上がりすぎるとバランスを崩して背中側に倒れてしまうので気をつけること。







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